勉強したくても時間が確保できない、という人もいます。ここでは忙しい社会人がどうやって勉強時間を確保すればいいのか、時間の作り方についてお伝えします。
「朝に勉強する」というと、「私には無理」と拒否反応を示す人もいます。特にギリギリまで寝て急いで準備して出勤するような毎日を過ごしている人には、朝から勉強することなど想像できないかもしれません。しかし、朝は勉強にとても適しています。
帰ったら勉強しようと決めていても誘いを断り切れず勉強できなかった、という経験はありませんか。夜は残業や飲み会の誘いなどで自由に行動することが難しくなります。逆に朝は寝ている人が多いので、わざわざその時間に予定を入れたり、連絡したりしません。早起きさえクリアできれば勉強時間を簡単に確保できるでしょう。
それに、朝は脳が目覚めたばかりで活力があり、思考力も高まっているので短時間でも集中しやすいというメリットがあります。
日常生活の中には思っている以上に勉強する時間が隠れています。机に向かって本やノートを読むだけが勉強ではありません。生活の中のちょっとした隙間時間を利用して、効率よく勉強しましょう。例えば、通勤時間はただ座っているのではなくテキストを読んだり、オーディオブックで学習したり、スマートフォンのアプリで勉強したり、と時間を有効に使うことを意識してください。通勤時間が長い人は、この時間を有効に使えると勉強のペースも上がるでしょう。他にも、仕事の休憩時間や会議までの時間など探せば勉強に使える時間はあるはずです。一度時間の使い方を見直してみましょう。
1日は24時間しかありません。時間は誰にでも平等なので何かをはじめたければ、何かをやめる必要があります。意味もなくスマートフォンをいじったり、何時間もテレビを見続けたりしていませんか。ムダな時間をなくすだけである程度の時間を確保できるはずです。忙しい平日も確実に勉強時間を確保できるでしょう。
特にスマートフォンは楽しいコンテンツが無限にあるので、「少しだけ」と思っていても気づいたらかなり時間が経っていた、ということも少なくありません。着信音をオフにする、気になるアプリは通知を消すなど工夫して上手に距離を取ることが大切です。
ただし、ムダな時間をすべてなくそうと息抜きの時間まで削ってしまうのはやめましょう。ストレスが溜まり、心身のバランスを崩してしまいます。何事もほどほどにすることを心がけてください。
周囲の環境を整えること、気分をリフレッシュするために勉強場所を変えること、便利な文具を活用することなど、社会人が限られた時間の中で効率よく勉強をすすめるために押さえておきたいポイントをまとめています。
忙しくても勉強を続けるコツは小さな目標を立て、それをひとつずつ達成していくことです。着実に成功体験を積み重ねられるのでモチベーションも維持できます。行動に移せない場合はルールを決めてしまうのもひとつの方法です。
社会人にとって勉強は自己成長の機会です。知識やスキルを身につけることは自分の価値を高めることにもつながります。特に看護師は最新の知識とスキルをアップデートする必要があるため、日々の勉強が欠かせません。