ほとんどの人は卒業すると勉強から一歩引いて日常生活や仕事に集中しますが、社会人になっても勉強を続けることは多くのメリットをもたらします。
社会人になると仕事や日常生活に追われ、自由な時間を確保することが難しくなりがちです。しかし、やりくり次第で自分の興味や好奇心を追求することに時間を費やすことも可能になります。音楽や美術、文学、語学など、興味のあるテーマを深く学べるのでストレス解消にもつながり、日常生活も豊かになるでしょう。また、そのような知識やスキルを持つことで新しい人と接する機会も増え、より豊かな人生を送れるようになります。
勉強は日常生活にも役立ちます。仕事につながるのはもちろんですが、料理やガーデニング、家計管理などの勉強はより実践的な知識やスキルを学べるので、快適で効率的な生活を送るのに役立ちます。また、健康や子育てに関する知識は自分や家族の生活の質を向上させることにもつながります。
世界は日々進化し、新しい技術やトレンドが生まれています。それに適応するためには、常に新しい知識や情報を取り入れなければなりません。自分の専門分野はもちろん、他の分野への理解も深められるので他者との差別化にもつながります。今後のキャリアにも大きな影響を与えるでしょう。
資格取得はキャリアを築く上で重要です。特定分野の専門知識やスキルを証明する資格を取得すれば昇進のチャンスも増えるでしょう。また、資格は自己成長の証でもあるので、取得することで大きな達成感を得られ、転職にも役立ちます。それに新しい知識やスキルが身につくことでこれまで考えもしなかったようなキャリアパスが拓けることもあります。
現代は、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字からとった「VUCAの時代」といわれています。現代は将来の予測が困難で先行きが不透明なのでいつ仕事がなくなるかわからない、という不安を抱えている人も少なくありません。しかし、勉強した知識を応用すれば転職して職場そのものを変えたり、自分で仕事を見つけたりすることができます。備えあれば憂いなし、という言葉もあります。もし不測の事態が起きても将来の選択肢が豊富なので柔軟に対応できるでしょう。
勉強すると自分に自信が持てるようになります。身につけた知識やスキルがそれぞれの成果につながっていることを実感できるからです。それが新たな挑戦や成功につながり、「また勉強して挑戦しよう」というよい循環も生まれます。
周囲の環境を整えること、気分をリフレッシュするために勉強場所を変えること、便利な文具を活用することなど、社会人が限られた時間の中で効率よく勉強をすすめるために押さえておきたいポイントをまとめています。
忙しくても勉強を続けるコツは小さな目標を立て、それをひとつずつ達成していくことです。着実に成功体験を積み重ねられるのでモチベーションも維持できます。行動に移せない場合はルールを決めてしまうのもひとつの方法です。
社会人にとって勉強は自己成長の機会です。知識やスキルを身につけることは自分の価値を高めることにもつながります。特に看護師は最新の知識とスキルをアップデートする必要があるため、日々の勉強が欠かせません。