現状は勉強している人よりも勉強していない人の方が圧倒的に多い状況です。勉強しないことでどのようなデメリットが生じるのか、詳しく見ていきましょう。
勉強しなければ、当然選択肢も狭まります。学生時代の受験を思い出してみてください。行きたい学校があっても学力が足りなければ合格できないため、他校に変更せざるを得ません。しかし、学力が十分であれば諦めることなく行きたいところに行けます。
社会人になってもそれは同じです。転職先を探していて希望条件に合う職場が見つかっても知識やスキルが不足していて応募資格を満たせなければ、申し込むことすらできません。勉強しないことでチャンスを逃し、自らの選択肢を狭めてしまうのです。
昨今は副業ブームなので至るところで副業に関する情報を目にしますが、その中には詐欺も横行しています。「すぐに月10万円が稼げる」「オンラインで学ぶだけなので簡単」など耳あたりのよい言葉に惹かれてはじめる人も少なくありませんが、その多くは詐欺の手口です。勉強していない人は耳あたりのよい情報に簡単に引っかかってしまうため、大金を騙し取られ泣き寝入りしている人がほとんどです。最新の情報に疎いので稼ぐチャンスを逃すだけでなく、大きな損をしてしまう可能性の方が高いでしょう。
勉強している人としていない人では知識やスキルだけでなく、収入や社会的な地位にも差があります。ある会社が行った調査によると、年収1000万円以上の人の約4割が、週に1~5時間以上の勉強をしているそうです。日本は簡単にリストラできないので定年までは一定の給料を手にできますが、収入が上がる可能性はそこまで高くありません。そのため、勉強しない人の年収は最高でも500万円前後です。退職金もそこまで多くないため、老後資金が不足する可能性があります。経済的な不安からなかなか解放されず、厳しい現実と向き合わなければならないでしょう。
勉強して新しく身につけた知識やスキルを活かすために転職を考えている人も少なくありません。そのような人は即戦力として期待されているので転職活動もスムーズに進められますが、勉強していない人は知識やスキルが不足し応募資格を満たせないため、転職先も限られてしまいます。
業界の動向や転職市場に詳しい転職エージェントを利用すれば、求職者が内定を獲得するために全面的にサポートしてくれるので希望条件に合う転職先が見つかる確率は高まります。しかし、勉強している人と比べると容易ではないでしょう。転職活動を有利に進めるためにも勉強して自分の価値を高めておくことが大切です。
周囲の環境を整えること、気分をリフレッシュするために勉強場所を変えること、便利な文具を活用することなど、社会人が限られた時間の中で効率よく勉強をすすめるために押さえておきたいポイントをまとめています。
忙しくても勉強を続けるコツは小さな目標を立て、それをひとつずつ達成していくことです。着実に成功体験を積み重ねられるのでモチベーションも維持できます。行動に移せない場合はルールを決めてしまうのもひとつの方法です。
社会人にとって勉強は自己成長の機会です。知識やスキルを身につけることは自分の価値を高めることにもつながります。特に看護師は最新の知識とスキルをアップデートする必要があるため、日々の勉強が欠かせません。